耳鳴りと耳硬化症

耳硬化症がある場合は、まずは病院での治療を優先してください。

そののち、耳鳴りなどの不調が改善されない場合は、当院のような東洋医学的治療が有効です。

耳硬化症は、耳の骨（あぶみ骨）の異常な硬化によって、音の伝達が妨げられる病気です。通常、あぶみ骨は音を内耳に伝えるために振動しますが、耳硬化症では骨が硬くなり、振動が制限されるために難聴が起こります。

✔ 片耳または両耳の進行性の難聴。

✔ 通常、20～40歳の若い成人に発症することが多い。

✔ 家族に同じ病気の人がいることがある（遺伝的要因）。

✔ 小さい音が聞こえづらく、大きな音だと普通に聞こえる（パルツ現象）。

✔ 耳鳴り（高音性のキーンという音）が伴うことがある。

✔ めまいやバランス障害を伴うこともある（稀）。

• 突発性難聴： 急に片耳の聴力が落ちる。耳鳴り・めまいが多い。急性症状。
• メニエール病：繰り返す発作性の難聴。激しいめまいあり（波がある）。
• 耳硬化症：徐々に進行する耳鳴り・めまい（稀）。進行性症状。
• 聴神経腫瘍：片耳の聴力低下。バランス障害・しびれあり。腫瘍の成長により症状悪化。

• 聴力検査（オージオグラム）：伝音性難聴の特徴が見られる。
• ティンパノグラム（鼓膜の動きの検査）：異常な硬化が確認される。
• CT検査（必要に応じて）：骨の異常を評価。

• 経過観察（軽症の場合）
• 補聴器（聴力が低下した場合）
• 手術（あぶみ骨手術）
  • 硬くなったあぶみ骨を除去し、人工骨に置き換える「アブミ骨手術（ステープス手術）」が有効
• 薬物治療（進行を遅らせる目的でビタミンDやフッ化物が使われることも）

• 耳硬化症は片耳の聴力低下の原因になることがある。
• 進行性の難聴であり、早期発見・治療が重要。
• 専門医（耳鼻科・聴覚専門医）での診察を推奨。

もし片耳だけの聴力低下がある場合は、放置せずに早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。

医療機関での治療終了後、耳鳴りなどの不調が残る場合は、当院のような東洋医学的治療が効果的です。