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片耳だけの聴力低下について

耳鳴りは、様々な耳の症状を伴います。

「片耳だけの聴力低下」についても、患者さんからよく聞かる症状です。

 

たいていは当院の施術で快方に向かいますが、中には医療機関での処置が必要なケースもあります。

 

気になったら、耳鼻科などの専門機関を受診しましょう。

 

 

片耳だけの聴力低下は、いくつかの原因が考えられます。以下に主な可能性を挙げます。

片耳の聴力低下の主な原因

1. 突発性難聴

  • 突然、片耳の聴力が低下する病気。
  • ウイルス感染や血流障害が原因と考えられている。
  • 突発性難聴の原因は、限界を超えた疲労。全身の疲労を癒すことはもちろんだが、自律神経の過緊張を緩めることが大切。当院の治療で快方に向かうことが多い。ちなみに、「時間が経ったら回復しない」という考えは間違い。適切な治療を行えば、回復可能。

2. メニエール病

  • 内耳のリンパ液の異常によって、耳鳴り、めまい、難聴が発生。
  • 特に片耳だけに症状が出ることが多い。
  • メニエール病やめまいを生じる人は、首のコリが非常に強い。ネックマッサージで徹底的にほぐすことで、改善される。

3. 中耳炎・内耳炎

  • 風邪や細菌感染による炎症で、耳の内部が腫れることがある。
  • 滲出性中耳炎では、耳の詰まり感や軽い難聴が主な症状。
  • 放置すると慢性化することがあるため、病院での治療が必要。

4. 耳垢塞栓(耳あかの詰まり)

  • 耳垢が詰まり、音が聞こえにくくなることがある。
  • 綿棒で押し込んでしまうと悪化するため、耳鼻科で除去するのが安全。

 

5. 聴神経腫瘍

  • 聴神経に発生する腫瘍が原因で、片耳の聴力が徐々に低下。
  • 進行するとめまいや顔のしびれを伴うこともある。
  • CTやMRIによる検査が必要。

6. 外傷や騒音性難聴

  • 強い衝撃(頭部打撲)や大音量の環境に長時間いることで、片耳だけに影響が出ることがある。
  • イヤホンの片耳使用が原因になることも。
  • 傷ついた耳の組織を回復できる体にすることが大切。当院の治療で自己回復力を高め、十分な水分摂取を継続することで改善に向かう。

 

7. リンパの詰まり・ストレス

  • 耳介下リンパ節に老廃物が詰まることで、一時的に片耳の聴力が低下することがある。十分な水分摂取を継続することで、改善することが多い。
  • 自律神経の乱れや緊張状態が影響を及ぼす場合も。
  • 自律神経の緊張を緩め、適切な水分摂取を行うことで、改善可能。

片耳の聴力低下がある場合の対策

◇早めの耳鼻科受診
 → 重大な疾患が隠れている場合があるため、病院の受診は基本。


ストレス管理・生活習慣の改善
 → 睡眠・食事・運動を見直し、自律神経を整える。


イヤホンの使い方を見直す
 → 片耳だけのイヤホン使用を避け、大音量を控える。


耳のセルフチェック
 → 耳垢の詰まりや風邪の影響がないか確認。

 

 もし急な聴力低下があれば、すぐに耳鼻科を受診することをおすすめします。

そこで「原因不明」とされたら、東洋医学の出番です。

耳だけではなく、全身の状態を改善することで快方に向かう可能性があります。

お気軽にご相談ください。